●(A45) 故郷の山河 ふるさとのやまかわ 〇うららのひかげにはなはさけど

 表題:故郷の山河
 読み:ふるさとのやまかわ(こきょうのやまかわ)

 収録:(A)最新唱歌教科書 伴奏附 若狭萬次郎編 交響社 1928(S.3).4.13=初 ◎Copy=(K69)
    (B)最新唱歌教科書(伴奏附) 若狭萬次郎編 日本樂器製造大阪支社 1927(S.2).4.1=初 ◎[A3-15],Copy=(K86)

 記譜:単声(伴奏付き) ホ短調 6/8

 インチピット:ミ|ラシドシラ|シミミ

 曲:不詳
 詞:犬童球渓

 ※「戀しき山河」(227)と同曲同一詞
 ※故郷=ふるさと 山河=やまかわ(歌詞中にある)


[詞] ※(A)最新唱歌教科書より

1.麗朗(うらら)の日かげに花は咲けど 故郷(ふるさと)思へば心わびし
  父母兄弟つつがはなきか 夢にも見ゆるよ故郷(さと)の小山(をやま)
  名殘を惜しみて別れし春は 再び此身にめぐり來る
  何(いづ)れの時にか事成し遂げて 戀しき山河(やまかは)馴れにし山河 我は訪はん

2.み空の月かげ清くすめど 故郷思へば眼(まなこ)曇る
  姉妹(あねいも)友(とも)がきつつがはなきか 夢にも浮ぶよ故郷の小川
  我家を離れて幾年月を さすらふ此身に秋は來る
  何れの時にか學業(まなび)を終へて 馴れにし山河戀しき山河 我は訪はん


(C) Kyukei Kinenkan 2024